橋幸夫①

橋幸夫さんは、1960年のデビュー以来、「御三家」の一人として昭和歌謡界を牽引し、数々のヒット曲を生み出した国民的歌手です。
その歩んだ道は、音楽活動の傍ら、俳優業や日本歌手協会での活動、晩年の闘病と歌手活動の引退・復帰を経て、2025年に亡くなるまで多岐にわたります。

主なキャリアの変遷は以下の通りです。
デビューと「御三家」時代: 1960年に「潮来笠」でデビューし、第1回日本レコード大賞新人賞を受賞。舟木一夫、西郷輝彦とともに「御三家」として絶大な人気を博しました。

数々のヒットと受賞歴: 吉永小百合さんとのデュエット曲「いつでも夢を」や「霧氷」で日本レコード大賞を2度受賞するなど、500曲以上の楽曲を発表し、多様なジャンルを歌い分けました。

俳優・プロデューサーとしての活動: 歌手活動だけでなく、俳優やプロデューサーとしても活動の幅を広げました。

社会貢献活動: 日本歌手協会の副会長を務めるなど、歌手の権利や音楽文化の発展に尽力しました。

引退と復帰、そして闘病: 2023年に80歳で一度歌手活動を引退しましたが、翌年に撤回し復帰しました。
しかし、晩年はアルツハイマー型認知症を患いながらも芸能活動を続けました。

逝去: 2025年9月4日、肺炎のため82歳で亡くなりました。

橋幸夫さんは、昭和の歌謡界に大きな足跡を残し、その波乱に満ちた人生と音楽への情熱は多くの人々に記憶されています。