泉流(いずみりゅう)は、日本舞踊の数ある流派の一つで、花柳流の血統から派生した由緒ある流派です。日本舞踊の「五大流派」(花柳・藤間・若柳・西川・バンドウ)に比べると中規模な流派ですが、全国におよそ2,000名の門下生を抱えています。
泉流の主な特徴
- 歴史と起源:
昭和14年(1939年)に創流されました。花柳流分家であり、二代目花柳壽輔の後見人でもあった初代花柳徳太郎が、長男である初代泉徳右衛門に新しい流派を立ち上げることを許したのが始まりです。 - 芸風:
花柳流の美しく繊細な技術をベースにしつつ、「品格と洒脱(しゃだつ:あか抜けていて、さっぱりしていること)」を兼ね備えた、すっきりとした美しい芸風に定評があります。 - 活動地域:
神奈川県鎌倉市の本部(泉流日本舞踊研究所)をはじめ、静岡県、石川県、北海道など、本州を中心に全国へ門戸を広げています。
初心者や習い事としての魅力
お稽古は基本的にマンツーマンの個人指導で行われることが多く、カルチャーセンターの講座などでも気軽に体験できます。着物姿での美しい立ち居振る舞いや、日本独自の精神性を自然に学ぶことができる流派です。
泉徳千佳(いずみのりちか)とは
泉徳千佳(いずみ のりちか)氏は、日本舞踊の流派である「泉流(いずみりゅう)」の師範であり、主に青森県八戸市を中心に活動している舞踊家です。
地域に根ざした伝統芸能の普及と継承に長年貢献しており、以下のような活動や特徴で知られています。

1. 地域の中心的な舞踊家・指導者
- 泉流徳千佳会の主宰: 自身の舞踊教室である「泉流徳千佳会(泉徳千佳舞踊教室)」を主宰し、後進の指導にあたっています。
- 長年の活動実績: 2000年代初頭の「市民と花のカーニバル」などの地域パレードや市民イベントの時代から、2020年代に至るまで精力的に舞台に立ち続けています。
2. 地域文化イベントへの貢献
- 八戸ポータルミュージアム「はっち」での公演: 八戸の伝統文化を発信するイベント「和日(わび)カフェ」などの日舞・邦楽公演に定期的に出演し、市民が日本舞踊に親しむ機会を創出しています。
- 他ジャンル・他流派との連携: 歌謡・舞踊の「花邑一弥(はなむら かずや)」氏との共同発表会やリサイタルへの特別出演など、ジャンルを超えたコラボレーションも盛んです。
3. 社会貢献・慰問活動
- 福祉施設への慰問: デイサービスや特別養護老人ホームなどの施設を訪問し、社中(門下生)と共にボランティアで踊りを披露するなど、地域の人々に寄り添った活動も行っています。
このように泉徳千佳氏は、伝統的な泉流の技法をしっかりと守りながらも、八戸地域の文化・芸術を活性化させるために欠かせないリーダーの一人として活躍している人物です。

